エイジングケアの本質を学ぶなら

きれいな肌や若々しさをキープしたいのは、だれもが願うこと。

しかし、自己流のケアでは、あまり効果がでなかったり、逆に肌の老化を進めてしまうこともあります。

医学的に正しいケアをしなければ、スキンケアはできません。

そこで、お肌の仕組みやスキンケアだけでなくエイジングケアの本質が学べる「ナールスエイジングケアアカデミー」を参考に基本的な考え方と実践的なチェック項目などを挙げて、正しいスキンケアをわかりやすく学んで頂きたいと思って書いた記事です。

是非、皆さまのスキンケアにお役立て頂ければ幸いです。

エイジングケアの話をする女性

 

エイジングケアを学ぶならお肌の仕組みを知ろう

皮膚は1枚の単純な膜ではないことをご存知でしょうか?

実は、表面から、表皮、真皮、皮下組織の3つの層でできているのです。

女性ならだれしもが、いつまでもキメの整ったツルンツルンのお肌でいたいもの。

そのためには、まずはしっかりとお肌のしくみを理解することから始めましょう。

中でもスキンケアにとって重要なのは、表皮と真皮なので、そこに重点を絞って説明します。

 

1)肌表面とキメ

まずは、ご自身の手の甲をご覧になって下さい。

網目模様の凹凸がありますね! 良く見ると、細かな溝があって、三角形や四角形の模様が見えます。
この溝を「皮溝」、そして模様部分を「皮丘」と呼びます。

実は、キメが細かく整っているお肌とは、この模様が整然としていて、1つ1つが小さな状態を言うのです。

また、皮溝が、深くて細いこともその条件です。

キメが細かく整っていると、肌表面がツルンツルンで透明感も増します。

それが、若々しくてイキイキしはお肌の証なのです。

このキメ、つまり「皮溝」と「皮丘」の状態を反映していますが、これらを良い状態にするのは、日々の食事や生活など、内側からのケアも欠かせません。

体の内側のケアによって、お肌の再生のための代謝をリズミカルにすることで、いつまでも若々しいお肌が維持できるのです。

 

2)表皮を理解する

表皮は、細かくわけると「角層」と「角層以下の表皮」に分かれます。

そして、「角層以下の表皮」は、顆粒層や真との境目の基底層などから成り立っています。

角層の主な役割は、体を外界から「身体を保護する」ことです。

具体的には、病原菌や有害な物質の侵入を防ぐこと、紫外線や熱などを防ぐこと、体内の水分や養分の喪失を防ぐことなどで潤いを維持することなどです。

潤いを維持するのに大きな役割を果たしているのが、角質の細胞の間を埋めている「角質間細胞脂質」です。

「角質間細胞脂質」の中でも重要なのが、セラミドです。

セラミドは、細胞どうしをつなぐ役割に加えて、水分を強く挟み込むことで、お肌の保湿成分としてバリア機能の中心的役割を担っているのです。

このように、角層は、お肌の門番、ガードマンのような役割を担っています。

角層が、その役割を終えてしまえば、垢として皮膚から剥がれおちるのです。

基底層では、角化細胞(ケラチノサイト)や樹脂状細胞(メラノサイト)が、作られます。

ケラチノサイトは、細胞分裂を繰り返し、最後に、角層になります。

メラノサイトは、紫外線を防ぐためにメラニン色素を作る役割があります。

このように基底層は、表皮の細胞の生産工場として働いています。

 

3)真皮を理解する

真皮の役割は、肌のハリや弾力を保つこと、そして、真皮内の毛細血管によって栄養素と酸素を皮膚のすみずみまで届けることです。

真皮は、コラーゲンやエラスチンというたんぱく質でできた線維組織と、その間を埋めるヒアルロン酸に代表されるゼリーのような間質成分などからできています。

そして、これらを作り出す、線維芽細胞も真皮内にあります。

コラーゲンは、真皮の約70%を占め、真皮の中で網目状のネットワークを作ってお肌の弾力を維持しています。

コラーゲンは、そのイメージから柔らかいゼリーのようなものを思い浮かべるかもしれませんが、実は、レザーのような硬さに近いのです。

エラスチンは、ゴムのような弾力を持つ成分で、「弾性線維」とも呼ばれています。

エラスチンは、真皮のたった2%程度しかありませんが、コラーゲンがネットワークする部分をしっかり束ねて、支えるはたらきを担っています。

「たるみ」の主な原因は、エラスチン不足です。

ヒアルロン酸は、コラーゲンとエラスチンによって形づくられたネットワークの隙間を埋めるゼリー状の成分で、真皮の構造を安定させる役割を担っています。

 

気になるポイント

セラミド、コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸って、どこかで聞いたことがありますね!

実は、これらは全て、化粧品の原料として使われているものです。

化粧品の原料として使われる成分は、もとから人が持っているものとは違います。

したがって、化粧品の場合では、その役割が異なる場合が多いのです。

セラミドは、もともと表皮にあるもので、もとの役割も化粧品成分の場合でも、保湿成分です。

一方、コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸は、化粧品成分として使われた場合は、表皮にとどまって、セラミド同様に保湿成分として働くのです。

 

まとめ

お肌の仕組みやスキンケアだけでなくエイジングケアの本質が学べる「ナールスエイジングケアアカデミー」を参考に基本的な考え方をご紹介しました。
いかがでしょうか?
エイジングケアの基本知識が身についたでしょうか?
大切なことは化粧品の知識の前に、自分のお肌を知ること。
ナールスエイジングケアアカデミーはエイジングの本質を学ぶのにぴったりのメディアです。

 

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