
小さい頃学校の理科の授業で使った顕微鏡、大人になった今ではすっかり実物を見る機会はなくなってしまいました。
顕微鏡って、普段見ているものの細部が観察できて面白いですよね。
今回はそんな顕微鏡の種類やメーカー、昔学校で使っていた顕微鏡はいったいいくらくらいなのか紹介していきます!
昔学校で使っていた顕微鏡はいくら?
皆さん、昔小学校や中学校で使っていた顕微鏡がどんなものだったか覚えているでしょうか?
僕の学校では顕微鏡は一つ一つ木箱に入っていて、大切に扱われていたのを覚えています。
では昔学校で使っていた顕微鏡はいったいいくらくらいするのでしょうか?
答えは数万円~5万円程度です。
いかがでしょう、あまり高くないと感じる人もいるかと思いますが、小中学校では多くの生徒が同時に観察を出来るよう少なくとも10個以上の顕微鏡を用意する必要がありますので、総額でいうとなかなかの額になります。
ちなみに顕微鏡には大きく分けて2つの種類がありますが、私たちになじみが深いものは生物顕微鏡という種類です。もう一つは実体顕微鏡です。
この2つの種類について少し紹介いたします。
1.生物顕微鏡
生物顕微鏡と呼ばれる顕微鏡は皆さんが使ったことがあるタイプのものです。
皆さんは観察対象の下に光を反射する鏡があったのを覚えているでしょうか?
観察の際は太陽光か蛍光灯の光を反射していたかと思います。
これが生物顕微鏡の特徴になります。
観察対象に下から光を当てることで、透かせて観察できるようになるという仕組みです。
しかしこの特徴こそが生物顕微鏡の弱点にもなります。
光を透過させることで観察できるということは、逆に光が通らない厚さの物は観察できないのです。
葉っぱの葉緑体を観察するときも、葉をそのままセットするのではなく薄く膜をカットしていたかと思います。これは分厚い葉そのものを透過できないからだったのです。
2.実体顕微鏡
もう一つの種類が実体顕微鏡です。
こちらは先ほどの顕微鏡の欠点であった「薄いものでないと観察できない」を克服したものになります。
実体顕微鏡は主に無機物や金属の観察に用いられています。
超高額顕微鏡を紹介!
皆さんが顕微鏡を売っているところを目にするとしたら、子供向けの顕微鏡セットくらいでしょう。これらはあくまで子供向けの商品で1万円もしません。中には2000円程度の物も。
もしかしたら顕微鏡はそこまで高くないの?そう思っている方もいるかと思います。
しかしそれはあくまで初心者向けの顕微鏡のお話。より高度なものとなると数十万円もするものばかりになってきます。
それでは顕微鏡の中でも高額な機種とはどのようなものなのか、早速みていきましょいう。
高額な顕微鏡の機種例
・走査プローブ顕微鏡
・3Dレーザー顕微鏡
名前からしてすでに強そうなこれらの顕微鏡、いったいどんな物かというとその画像がこちら

https://www.shimadzu.co.jp/
これは走査プローブ顕微鏡です。
もう私たちがイメージしている顕微鏡とはだいぶ違う形になっていますね笑
研究などで用いられる顕微鏡とは私たちが昔使っていたようなものではなく、これらのような高額で高性能なものばかりなのです。
顕微鏡を作ってるメーカーはどこ?
顕微鏡業界には世界4大メーカーと言われる企業が存在しています。
それが以下の4社になります。
・オリンパス
・Leica
・カール・ツァイス
オリンパスとニコンは日本の企業で皆さんもCMなどでよく目にするかと思います。
こういった物作りさ産業で日本のメーカーがトップメーカーというのはやはり日本人として誇らしいですよね。
残りの2社はどちらもドイツのメーカーです。
ちなみに、これら4つのメーカーにはある共通点があります。
それはどのメーカーもカメラ・レンズも作っているということです!
顕微鏡もカメラパーツも、高精度な光学レンズを用いておりお互いの技術を応用しあえる分野なのです。
皆さん、カメラと言ったらその他にはCanonなどを思い浮かべるかと思いますが、実はライカは「カメラの王様」と呼ばれる程の歴史と高い技術力を持っているのです。
ライカのカメラは高額なものばかりで一般人にはあまり馴染みがないのは当然といえば当然だと思います。
顕微鏡って売れるの?
少しいい値段で顕微鏡を買ってみたけど、今ではもう使わなくなったな…
もしそんな人がいたら朗報です!
もしかしたらあなたの顕微鏡、買取してくれる可能性があります。
最近は顕微鏡を専門的に買い取る業者もあるのです。
どんな顕微鏡が売れるの?
顕微鏡買取で高音がつくものは研究室などで使っているようなウン十万円もする顕微鏡たちでしょう。
しかし個人が持っているような顕微鏡でも、何通った企業のものであれば値段がつく可能性はあります。
ただしAmazonなどで数千円で買った顕微鏡は買い取ってもらえるようなものではないので注意してください。