筆跡診断は性格診断の一種で、手書き文字を分析することで性格の傾向を知ることができます。

また性格だけでなく行動パターンであったり、考え方についても分かるのが筆跡診断の面白いところです。

筆跡診断の筆跡学は立派な研究分野の1つで、心理的な特性の推測を試みる手法ともいえます。
日本において正式な学問ではありませんが、しかし個人や団体など、研究したり体系化に挑戦している人達は少なくないです。
日本だけでなく海外でも筆跡学は研究対象で、古代ローマ時代には既に、筆跡と性格や人格を結びつける研究が行われていたようです。

現代の日本で主流の筆跡診断は、文字の1つ1つを読み取って特徴や傾向を分析したり、書いた人の心理や性格を読み取ることを目的としています。
性格診断に筆跡診断が組み込まれることもありますし、単独で筆跡診断が行われることもあります。
注意が必要なのは、あくまでも文字の特徴からの推測に留まるもので、性格や心理を断定するわけではないことです。

筆跡診断は自分の文字から性格を客観的に把握したり、物事の考え方の癖を知るのに役立つヒントだといえるでしょう。
丸みを帯びた文字やトメハネがきっちりしている文字は、形がその人の特徴を連想させます。
これは思いの外、性格との相関性が見られることがあって、丸い文字を書く人は親しみやすさを覚えたり、優しい人が多い傾向です。

一方、角を含めたメリハリのある字を書く人は、真面目な性格で仕事に対しても真摯な傾向があります。

文字の大小も性格診断に役立つポイントで、大きめに書く人は細かいことをあまり気にしなかったり、自己主張がハッキリしていたりします。
小さめに書く人は控えめだったり、あまり積極的ではない傾向ですが、細かな部分に気がついたり気配りできる人が多いです。

トメハネのハネを忘れない人は、責任感が強めで信頼を集めますが、融通が利かないところがあるので注意です。

これらの筆跡診断は、性格診断として実際に活用されていますし、案外当たるので一度試してみる価値があります。

 

おすすめの記事