みなさん、「RPA」という言葉を聞いたことがありますか?
Robotic Process Automationの略で、主にホワイトカラー業務の効率化・自動化の取り組みであり、人が手を使ってコンピュータ上で行う繰り返し作業を代行してくれるソフトウェアそのものを指すこともあります。
日本においても、3~4年程前から大企業を中心に多くの会社で導入が始まっており、バックオフィスと呼ばれる間接業務の自動化ツールとして使われ、その劇的な労働時間削減効果は度々ニュースにもなっています。
自動化するソフトと言えば、今までにもあったのですが、その中でもRPAが脚光を浴びている理由としては、アプリケーションをまたいだ自動化ができることです。
具体的には、売上データから請求書を自動作成したり、従業員から提出される交通費申請書の金額を路線情報サイトを利用して自動でチェックしたりとその適用範囲は幅広く、今後ますます利用用途広がることを期待されています。
もちろん良いことばかりではなく、多くの企業が導入を躊躇する問題点もあります。
特に大企業と比べて、資金的にも人的にも余裕のない中小企業において導入の障壁になっている点があります。
1つ目は、RPAソフトウェアが高価であること。
2つ目は、RPAソフトによって生み出される自動化のプログラムを「ロボット」と呼ぶのですが、この「ロボット」を作成するのに、プログラミングの知識がそれなりに必要とされることです。
こういったリスクをどうやって最小限に抑え、社内導入するのかということが、人手不足で悩む中小企業において重要なポイントになってくると思います。
また、AI(人工知能)とRPAは混同されることが多いのですが、現時点のRPAは人に代わってコンピュータ操作を行ってくれるものという位置づけであり、本来の定義はAIとは異なるものです。
しかし、将来的にRPAはAIとの融合が確実視されており、コンピュータ上で行われる操作の繰り返しを代行するだけのものではなくなり、現時点のバックオフィス業務の半分以上を自動化してしまうともいわれています。
つまり、会社の規模に関わらず、生産性向上を目指す法人にとって、RPAは必須のものになる可能性が高いツールなのです。
そんなRPAですが、他のITツールと同じく、素人には分かりづらいものであることは確かです。
現在、もしくは近い将来導入を考えている経営者/担当者の方に、分かりやすく解説したサイトがあるので、ご紹介したいと思います。