人間と同じく犬にも食べてはいけないものが存在します。
当然のことですが、人間の身体の構造と犬の身体の構造は全くの別物です。
私たち人間は、そのことを十分に理解して犬に食べ物を与える必要があります。
犬が食べてはいけないものを挙げると多くの食べ物が挙げられます。
今回は特に毒性の強い、つまり死亡の恐れのある食べ物をご紹介します。
きちんと理解して犬の健康を守りましょう。
死亡の恐れがある食べ物
私たち人間が当然のように食べているものも、犬にとっては死亡の恐れがあるほど毒性の強い食べ物が存在します。
「ちょっとだけ」と思って与えたでは済まされません。
他にも、愛犬に手料理を食べさせてあげたいといった思いもあるでしょう。
だからこそ、犬が食べてはいけないものを理解する必要があります。
1）野菜
・ネギ属全般
ネギ属に含まれる硫酸化合物は犬にとって非常に危険な成分です。
酸素を運ぶ赤血球を破壊してしまうため、貧血を引き起こします。
特にたまねぎは成分がスープに溶け込んでもなくなりません。
気付かずに与えてしまうことのないよう、注意しましょう。
2）果物
・アボカド
アボカド全体にペルシンという成分が含まれています。
呼吸困難やけいれんを起こす原因となります。
特に恐れなければいけないのは、それらが原因で窒息や腸閉塞の可能性もあることです。
・ぶどう
2〜5日後に急性腎不全、死亡に至らなくても後遺症を引き起こす事例があります。
この食べ物の怖いところは、現在も詳しいことが解明されていないことです。
危険な摂取量、有害成分など、すべてが解明されていません。
3）その他
・チョコレート、ココア
カカオに含まれるテオブロミンは下痢や嘔吐の症状を引き起こします。
大量に食べた場合は不整脈や心臓発作を起こし、死に至る恐れもあります。
カカオの量によるため、ダークチョコレートであるほど危険性が高いといえるでしょう。
・マカダミアナッツ
ぶどう同様、詳しい原因が解明されていない食べ物です。
しかし、毒性が強く立ち上がれないほどの嘔吐や発熱を引き起こします。
発症する最小摂取量の実例は体重1kgあたり0.7g程度とされています。
まとめ
以上のように食べ物によっては発症まで数日間かかるものもあります。
もし犬が誤飲、誤食した際は必ず動物病院へ連絡しましょう。
また、犬が口にしないために私たち人間が安全に食べ物を管理することも必要です。
