仕事の同僚が、朝来るのが遅くなったり、休みが多くなったので気になっていたのですが、子どもが学校を休みがちということでした。朝なかなか起きなくて、毎日遅刻しそうになるので、学校まで送っていくことがほとんどだそうです。送っていくまでに、険悪なやり取りになってしまって、結局子どもが気分を損ねて自分の部屋にこもってしまうこともあるそうです。そうなると、全く登校させるどころではなくなってしまい、会話も食事も思うようにならないということだそうです。

 

ニュースで不登校が増えていると何度か耳にしたことがあります。それから、夏休みの終わり頃には、「学校へ行きたくない子どもは無理に学校へ行くことないよ」などと子どもに呼びかけていたのを、Twitterなどでよく見かけました。そういう情報に触れても、子どもが学校へ行かないということは、自分とはあまり関係のないことだと思っていました。同僚のことがあって、学校へ行けないということも、意外と身近なことなんだなぁと感じたのです。

 

親として不登校に直面したらどうだろう

 

子どもが学校へ行けなくなった時は、シンプルに考えて、その子どもがカウンセリングを受ければ良いのではないかと思っていました。でも、よくよく考えてみると、学校へ行かないわけだから、子どもはカウンセリングにもなかなか行かないのではないかと思います。

 

そんな場合、「親がカウンセリングに行くのかな」と想像してみました。カウンセラーに家での対応方法を教えてもらいながら、子どもに対応していくのでしょうか?

 

子どもがカウンセリングに行ってくれれば、子どもの心を解きほぐしてくれたりして、長い目で見ても、それは子どもにとっては良いことだと思います。親がカウンセリングを受けるのも、親の辛い気持ちが軽くなったり、対応方法にいちいち迷うこともなくなって、親が楽になるのかもしれません。何よりも、子どもとの関係が険悪になることを防ぐこともできるように思います。ただでさえ、子どもが中学生ぐらいになると、険悪な感じになってしまうと思います。だから、学校へ行かないとなると余計に険悪になってしまうと思います。カウンセリングは、そういう険悪になりがちな親子関係を改善することにも役立つように思います。

 

不登校の子どもの保護者のカウンセリング

 

でも、親としてカウンセリングを受けるとなると、「あなたの子育てが良くなかったからです」と言われて、親失格の烙印を押されるようなことがあるかもしれない、と心配になってしまいます。この時代、いくら何でもそんなことはないと思いますが、子育ては後悔の連続なので「あなたの育て方が良くない」と言われそうな出来事は誰にでもいくらでもあると思います。だから、本当に親としてもカウンセリングを受けるのは勇気がいるように思います。

 

そこで、カウンセリングルームを検索してみました。ちょっと調べただけですが、不登校の子どものことで、親のカウンセリングを行っているところも多いように思いました。どのカウンセリングルームも親が安心できるような言葉がホームページには書かれています。でも、実施にどうなのかは、カウンセリングを受けてみないとわからないような気もします。

 

「あなたの育て方が悪い」と言われるんじゃないか、カウンセリングで子どもにどう対応したら良いか、アイディアやアドバイスをもらえるのか、色々と不安は膨らんでしまいます。そんな中で見つけた、あるカウンセリングルームのホームページには、不登校の子どもに親が対応するときのアイディアが色々と紹介されていました。すごく具体的で、分かりやすいので、こんな情報を公開したらカウンセリングに行かなくても良いんじゃないかとシロウトながら思ってしまいました。そのページは以下のリンク先です。

 不登校の子どもへの家庭でのサポート|リソースポート@守谷市

 

例えば、登校しぶりのお子様に対して「学校へ行きなさい」と言いがちだと思います。でも、「学校へ行きなさい」という働きかけは、あまりお勧めできないそうです。「『学校へ』『教室へ』ではなくて、もっと具体的なことが頭の中に思い描けるように声かけすることがお勧めです。」ということです。例えば、「教室の金魚に餌をあげよう」などと声かけするのが良いと書いてありました。自己啓発の本か何かで読んだことと似ていると思いました。記憶が曖昧ですが、「やらなきゃ」と考えるとかえって動けなくなるのですが、何をどうやるかを具体的に考えると動きやすくなる、みたいなことだったと思います。不登校の子どもだけではなくて、うちの子もなかなか動き出さないことがあるので、使えるのではないか、と思っています。

 

そんなふうな具体的な声かけ方法やかかわり方を教えてもらえると、自分なりに工夫しながら、子どもに対応して行けるのではないかと思いました。不登校の子どもがカウンセリングに行かない場合、親がカウンセリングを受けることはも良い方法なんだろうなぁと実感しました。

 

 

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